2020年2月発売ワンパンマンの格闘ゲームONEPUNCHMAN A HERO NOBODY KNOWSの攻略Wikiです

シーズン1

フン、強い者がいるのか

 発売直後からすでにボロス弾こと暗黒エネルギー波は強技であると認識されており、当時猛威を奮っていたバグチンレーザーを咎めることもできた。また、初見殺しの派生1や弱出し切りの硬直が短くそのまま固め続けることができる、弱が全体的にジャスガに強く振り回せる、のちに存在すら忘れ去られることとなったメテオリックバーストを活用したソニックの超必からの拾いなど、複合的な強さを持つキャラとして扱われていたが、コンボ面での未開拓もありやや地味であった。

キャラゲーのボスキャラとして

 溜め弱を活用したコンボが発見され、それなりの単体火力を手に入れた。また、タンクトップマスターやスティンガーと同じスタイルの溜め弱を活用したループコンボも発見され、強キャラとしての立ち位置は揺るぎないものとなった。
 そしてこのキャラクターの方向性を決定づけたのが暗黒エネルギー波からのダウン拾いコンが発見されたことであり、以降は堅い立ち回りを得意とし通常技も強く崩星咆哮砲から暗黒エネルギー波がヒットすることによる覚醒火力の高さも揃ったハイスタンダードなキャラとしての地位を確立した。
 これだけ見れば最強キャラであるが、当時はあり得ないほど強い崩しを持ったハゲが後続のキャラまでハメ倒しており、手堅いボロスは一歩及ばなかった。さらには弱4段目に交代・ジャスガ・壁等が絡むと異様にバグりやすく、時折画面端で足を振り上げたまま固まっている姿が見られた。

シーズン2

見逃された男

 失った物はそれなりに多かったものの主力技の暗黒エネルギー波はあいも変わらず猛威を奮っており、全体的に火力と崩しが低下した中で立ち回りキャラのボロスは相対的に地位が上昇した。確反を入れてメルザルやメタルナイトの超必をちまちま当て続けるスタイルは、このキャラの手堅い強みとして機能し続けた。

器用な強みの青い人

 そんな中深海王を皮切りに時止め起き攻めが続々と発見され、全体的な火力上昇によりボロスの立ち位置は危うくなるかと思われたが、その波に乗ることに成功し、ちゃっかり同じ強みを手に入れた。やたらと長い崩星咆哮砲の演出も相まって、テンポの悪いクソキャラとしての地位を確固たるものにし始めたと言えよう。青い人のモストマスキュラーを眺めている時間の虚無感は、何も代え難いものとしてワンパンマンの負の側面を背負っていくことになる。

シーズン3

このボロスと互角に戦える者がここにもいたとは

 崩しと永久が世を席巻し、ワクチンマンとカニランテが人気を博す中、そういった強力な手段を獲得しなかったボロスはいつものように弾を撃ってちまちまコンボを入れるだけという立ち位置であった。
 しかし、交代コンボの仕様変更により暗黒エネルギー波から繋がる技が増えたことや、弱4段からそのまま後ろに回せること、さりげなくカニシザースを拾えることなどから、時代にはしっかり適応しつつ要素の揃った寒い強キャラとしてヘイトを買いながらキャラランクの最上位に居座り続けた。当時の最強はワクチンマンであったとされたが、次に強いのはおそらくコイツであったことはほぼ間違いない。

シーズン4

この星に未来はないな

 交代周りの仕様変更の恩恵をフルに受けた。そのコンボはさらに伸び対手は眠くなるほどの時間延々と交代して殴ってるボロスを眺める時間が長くなってしまった。当然それは暗黒エネルギー波始動も同様であり、より高いダメージとより長いコンボ時間によりこの技の価値とストレスは飛躍的に上昇した。

 そして何よりつまらなかったのがボロス同キャラである。問答無用のトップメタとしてDAと溜め弱にリスクをつけつつ覚醒起き攻めでコンボからも投げからも火力を取れて中継性能も非常に高いボロスを採用しない理由を探すことは難しかった。少しでも勝利を求める気持ちがあればまずボロスがチームに入ってくるため、採用しているプレイヤーは多くなった。
 まずいことに、ズン4で攻めの手段として主に使われるDAと溜め弱のうち、DAこそ隙が非常に少ないものの伸びが悪いため使いづらく、溜め弱は褒めるところのない性能である。これが何を意味するかというと、暗黒エネルギー波のリターンと相まって待ち志向をさらに強める結果となった。お互いの暗黒エネルギー波が怖いため技を振れず様子見の交代ガードを100秒以上延々繰り返し続ける対戦風景は酸鼻を極め、ズン1から続いていた「強いのはわかっているがあまりにつまらないためボロスは使いたくない」といった風潮がより強くなった。そんな中でボロスの冷たさをより追求したサイタマ入りの編成も伸びを見せ、キャラゲーの対戦で徹底することのくだらなさを嫌な方向に見せつけることなった。

総評

 ボロスは、一度たりとも決定的な弱体化を受けなかったキャラクターである。常にトップメタの一角としてランクマに君臨し続けた。キャラゲー特有の「ボスなので強めに調整する」という意図があったのかは定かではないが、その立ち位置が変わることはついぞなかった。
 そしてここからは推測に過ぎないが、最も多くこのゲームに人を呼び込んだキャラが夢の中のサイタマであるとするなら、最も多くこのゲームの人口を削ったキャラは、おそらくボロスかズン1ワクチンマンのどちらかではないか。爆発力は高いものの自重するプレイヤーが多く、ズン2には修正されたバグチンレーザーよりも、多くのプレイヤーに使用され、ずっと同じスタイルで冷たく確反を取り続け、長いコンボと演出でTwitterを覗かせ、その万能ぶりから「結局ボロスか...」と編成せざるを得ず、最終的には歴戦のプレイヤーも消し去った。ズン1からランクマ終了までワンパンマンヒーローノーバディノウズのつまらない部分を担当し続けたボロスこそ、最も罪深いキャラクターだと考えられる。

コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

Menu

*メインメニュー

どなたでも編集できます