ワンパンマン　ヒーローノーバディノウズ対戦Wiki

　長く続くシーズン2の中で、コロナウイルスの影響もありこれ以上アップデートはなされないのではないかという空気が漂い始め、公式からなんの告知もされず、「シーズンパスを売ったのだから作ってはいるだろう」程度に語られていたシーズン3は、交代コンボ補正値の緩和とともにやってきた。
　帰ってきた地獄のような10割ゲーに歓喜していた深夜、突如としてPSstoreにイナズマックスが並んでいることが発見され、そのあまりにもチープなグラフィックとモーションから、「600円分は笑ったし許せる」といった評価を欲しいがままにした。
　
　性能のほうは意外にも悪くなく、異様に強度の高いアーマーのつく強攻撃や何故かジャスガ後の硬直がない、稲妻大車輪両カカト落とし(4ゲージ)の威力が高いことから「スイリューよりは使えるだろう」といった扱いであり、次の日には荒らし役とともに中継役としての立場を得た。見た目以外はまあまあ優秀だったのである。

　当時権勢を欲しいがままにしていたカニランテの主力連係である□△ジャスガ何ヒが謎のジャスガ硬直のなさで確定しないことから、一時はカニのメタキャラとして使えるかと噂されたが、イナズマックス側の主力の強攻撃を見てからカニは投げられるため、結局はお互いのやりたいことができないだけの組み合わせであった。

　適当なキャラから交代して距離を調整し、稲妻大車輪両カカト落としの1ヒット目を透かして2ヒット目の補正値を踏み倒すという初めて明確に補正値の概念に踏み込み巧妙に交代ボーナスの仕様を利用したコンボが作られた。これは覚醒なしの10割が可能なものであったが、実戦で喰らうことは少なかった。無免の永パの始動役としてであったり、役割自体は少なくはなかったものの、そのチープさが祟ってか使用者はあまり多くなかったのである。

　主力であった強攻撃のアーマー強度が下がった。これにより見てから普通に必殺技で迎撃できるようになった。加えて交代ボーナスの仕様変更により10割は珍しいものではなくなり、交代キャンが効く技が増えたためジャスガ硬直のなさもあまり関係がなくなる、あまりにも逆風が吹き荒れた。
　これにより実戦で見る機会は減り、ランダムで引くことがあるかどうかといった遭遇率になった。同じく影の薄かったスイリューはわりと使える感じになったものの、イナズマックスは恐らく最も使用率が低いのではないかとされるほどに見なくなった。当時ライバルというにはけっこうキャラパワーで負けてたけど特別な立ち位置ではあったが凋落したカニがたまに使われるのに対し、扱いは悲惨を極め、忘れ去られている。